「人」を見る仕事である看護師の道に進みたい

医療関係の仕事に就くことを決めたとき、どの職種が自分に合うか、私は考えました。医師は「病気」を見る、薬剤師は「薬」を見る、そして看護師は「人」を見る。そう思った私は、もっとも人との関わりが深い看護師の道に進むことを決めました。
看護師になって、まず希望したのが「治癒しない病気」に苦しむ方々を看護する領域でした。病気とともに過ごしていかなければならない方々をケアし、そこで看護の力を発揮したいと思ったんです。最初に勤務した病院で感じたのは、糖尿病の患者さまには老若男女、さまざまな方々がいるということ。糖尿病の前段階の方、合併症を患う方、赤ちゃんや妊婦さんなど、幅広い患者さまをケアしながら、人と深く関わりながら看護の力が発揮できる環境ということがわかったので、この領域に専門的に取り組むことにしました。
市川総合病院は、大学病院として最先端の医療を提供しながらも、比較的小さな規模なので患者さま一人ひとりの、そして職員同士の顔が見えやすい環境があります。コミュニケーションが取りやすい環境の中で、地域の方々との関係を築きながら、まさに人との関わりを大切にした看護が実践できるところが、この病院で働く魅力だと私は感じています。

臨床の現場で患者さまに寄り添うことを大切に

糖尿病は、患者さまの生活そのものが治療に大きく影響する疾患です。そのケアにおいては、家事や仕事、通勤、運動など、その方の生活に沿ったアドバイスをすることがとても重要になります。その意味でも、市川という街に密着し、患者さまの生活が見えやすい地域の中核病院である当院の役割は、とても大きいと思っています。また、地域のクリニックの先生方ともコミュニケーションを密にして、連携しながら患者さまに対応することもありますので、患者さまの状況に合わせた適切なケアを実現していきたいですね。
こうした環境の中で、臨床の現場から教育にも携わっていくということが、私の目標です。今私は大学での講義も担当し、また千葉県内で糖尿病看護・療養に関する2つの研究会で幹事を務めながら、糖尿病のケア充実を図っています。その取り組みの中でも、やはり大切にしているのは人との関わりであり、臨床の現場で実際の患者さまと触れ合う中で得たことを活かしたいというのが、私の想いなんです。看護師として一番大切なのは、患者さまと向き合い、寄り添うこと。これから看護師としてのキャリアをスタートさせる方々にも、この想いに共感していただけたらうれしいですね。

専門領域を目指す方、資格取得を目指す方に対するフォローアップにも取り組んでいます。ご自身が興味を持つ領域には、積極的にチャレンジしていただきたいですね。