スペシャリストメッセージ
慢性疾患看護専門看護師
金井 千晴
実践モデルとして専門性を発揮し、
看護師のレベルアップをサポート。
以前、認定看護師教育に携わっていた経験もあり、看護師の教育、ボトムアップに関心がありました。そこで慢性疾患看護専門看護師の資格を取得。慢性疾患の中でも、特に糖尿病患者さんやご家族の支援を行っています。資格取得は、あくまでもスタートライン。5年以上たった今でも、ほかの看護師の相談にのり、看護実践モデルとして示せるようになりたいと思っています。また専門看護師になると、看護師や患者さんへの指導のほかに、セミナーの企画・運営などの院外活動や、研究活動にも取り組まねばなりません。すべてを一度にはできませんが、資格保持者として役割を果たせているかどうか、日々反省しながら取り組んでいます。糖尿病は一生の病気。患者さんが病気と折り合いを付け、その人らしい生活を送れるよう、サポートしていきたいです。
精神看護専門看護師
杉野 里美
より質の高い看護を提供できるようスタッフを支えていきたい。「心と身体をつなぐ看護」の提供を目指し、精神看護専門看護師の資格を取得しました。今年度から当院を活動の拠点とし、患者さんやその家族と医療者間の連携を促進し、患者さんが質の高い医療を受けられる環境を整えています。相談依頼があった部署に出向いたり、院内をラウンドして患者さん・家族・スタッフのサポートを組織横断的に行っています。看護師がイキイキと働けるように看護師自身のメンタルヘルス支援も行います。そのような活動を通して、患者さんとスタッフのより良い関係が築けるように努めています。
感染管理認定看護師
渡部 昌幸
学ばせていただいた知識を還元し、
病院のみんなを感染から守る。
委員会を通して感染管理に興味を持ち始めた頃、病院からの支援もあり、感染の認定看護師の資格を取得。現在は医療安全管理部に所属し、病院全体に向けた感染管理に関する活動を実施しています。感染管理認定看護師となって6年目になりますが、職種を問わず、感染対策に関する問い合わせをいただくことが増え、病院全体として感染対策への意識が高まっていることを感じられます。今後も、現場の状況に合わせた有効な感染対策を提案するなど、患者さんに、より安全で安心して治療していただける環境を提供できる活動をしていきたいと思います。
感染管理認定看護師
滝澤 美和
病院に関わる全ての人を医療関連感染から守りたい。私はこれまで、手術室看護師として勤務をする中で、周手術期における感染の発生が患者さんやご家族の方に多くの負担をかける事は痛感していました。そのため、日頃から感染を意識し、感染防止に務めてきましたが、ときに感染を防ぐことができない場合もありました。そんな中、手術室学会や委員会で、多くの看護師が感染防止のために様々な勉強をし、対策を考えていることを知り、興味を持つようになりました。そして、さらに専門的知識を習得したいという思いが強くなり、感染管理認定看護師の資格を習得しました。現在手術室との兼務で活動しています。
感染の領域は幅広く、まだまだ知識・経験を必要としますが、手術室での勤務を活かし、より実践的な科学的根拠に基づく、感染防止対策を立案し、患者さん・ご家族、医療スタッフが安心しできる医療環境を提供していきたいと思います。
緩和ケア認定看護師
並木 瑠理江
充実したバックアップ体制のもと認定看護師資格取得。緩和ケアは、がんの診断時から治療と並行しながら苦痛の緩和を行います。患者さんとそのご家族の気持ちに寄り添いあらゆる苦痛に対応します。外科病棟に配属していたとき、がん治療を受ける患者さんの身体的・精神的な症状の辛さに対応することが多くありました。以前、緩和ケア病棟で働いていた経験から、身につけてきた知識や技術を幅広く活かしたいと思うようになり認定看護師を目指しました。市川総合病院では、認定看護師資格取得のためのバックアップ体制がとても充実していたので、安心して資格取得に取り組むことができました。現在は緩和ケアチーム専従看護師として横断的に活動しています。自分が伝えたことを現場で実践してくれているスタッフの姿を見ると嬉しく思います。患者さん、ご家族、そして、医師をはじめとする医療メンバーみんなから頼りにされるような認定看護師でありたいと思っています。
皮膚・排泄ケア認定看護師
宮台 七重
ケアをする人も、される人も楽になる支援を目指したい。外科病棟に勤務していた頃、ストーマを造設した患者さんに適した装具を選択できず、便の漏れによる不安を大きくさせてしまったことがありました。「もっと専門知識を身に付け、患者さんが安心して過ごせるようなケアを提供したい」そんな想いが強くなり、皮膚・排泄ケア認定看護師の資格を取得しました。現在は、褥瘡管理者として院内および地域・在宅での褥瘡発生の減少を目指し、褥瘡予防活動を行っています。また、ストーマを造設する患者さんの受容に向けた支援や、尿・便失禁によるスキントラブル・排泄管理の指導等を行っています。排泄の問題は、患者さんだけでなくご家族にも大きな負担となります。しかし、適切なケアを行うことで問題が解決し、喜んでいただけたときは、本当に嬉しくなります。好きな分野で仕事ができる喜びをかみしめつつ、今後もケアをする人もされる人も楽になるような支援を目指し、活動していきたいと思います。
救急看護認定看護師
代々城 千代子
救急の現場でも家族のように
患者さんに寄り添った看護を実践したい。
看護師になり患者さんの看護をする中で、「いつもと何か様子がおかしい」という経験を何度かしました。この様な時、医学的根拠に基づき素早く的確に状態を把握する能力と、その方の病状・状況に合ったより良い看護を提供したいという思いから救急看護認定看護師の資格を取得しました。取得後は、ICUでは刻々と変化する重症患者さんの病態に対応し、効果的かつ安全なケアを提供し、その家族には心理的状況をアセスメントして支援するように心がけてきました。救急外来では、「救命する」ことが第一目的となりますが、患者さんが日常生活に復帰できるように予後を見据えて、他職種と連携したチーム医療で生命の質であるQOLの向上を目指しています。救急患者さんは、予期せぬ突然の発症・受傷や病状も多岐にわたり、更に危機的状況にある患者さんの救命処置やその後のご家族の精神的ケアなど、幅広い看護援助が求められます。救急看護の魅力は、看護の成果が目に見えてわかることです。患者さんが一般病棟に移り元気に歩いている姿や、ご家族から感謝の言葉をいただくと、嬉しい気持ちとやりがいを感じます。どのような状況であっても、家族のように患者さんに関わることを大切に看護実践していきたいと思っています。
院内教育では、急変はいつでも起こりうるため、急変の前兆に「気づく」アセスメント力が向上できるような研修を企画し、看護師育成に努めています。 これらの活動を行うために、救急看護の知識だけでなくシミュレーション教育や成人教育などについても自己研鑽を積んでいます。
がん化学療法看護認定看護師
名執 理絵
患者さんに寄り添い、患者さんの意思を支えたい。現在、病棟業務と兼任しながら活動をしています。がん化学療法を受ける患者さんは、吐き気・手足のしびれといった副作用症状に悩むことも多く、時には治療を継続できない、そして治療をするかどうかを悩まれる患者さんもいます。患者さんから学ばせていただくことは多く、勉強の毎日ですが、患者さんががん化学療法を安全・安楽・確実に受けることができるよう寄り添い、患者さんの意思を尊重し支えていきたいと考えています。また、スタッフに対してもがん化学療法を安全・確実に実施することができるよう支援していきたいと考えています。
乳がん看護認定看護師
縣 靖子
「治療」と「その人らしい生活」が両立できるよう、
患者さんをサポートしていきたい。
認定看護師を目指したのは、私と同じ年齢、同じ職業である看護師の乳がん患者さんとの出会いがきっかけです。他人事とは思えずお話を聞くうち、「がんに罹患すること」、「乳房を失うこと」など女性としても妻や母としても、多くの悩みを抱えていらっしゃることに気がつきました。「看護師として何かサポートできないか?」と、一人ひとりの患者さんに合った、より専門的なケアを提供したいと考えました。認定看護師教育課程では患者さんを十分にアセスメントし、なぜ問題が生じているのかを考える機会や、その上で自分自身の看護実践の内容を意図的に記述する機会が多くあり、これが今の仕事に大いに役立っています。現在は、外来化学療法室で抗がん剤治療を受ける通院の患者さんのサポートをしていますが、一般的な説明に終始することなく、それぞれの患者さんの生活に合わせたケアを、ご本人と一緒に考えられるようになりました。乳房を失うこと、抗がん剤治療で脱毛することは、女性としてつらいことです。しかし、「命には代えられないから」とただ我慢するのではなく、「治療」と「その人らしい生活」が両立できるよう、これからも支援していきたいと思います。
がん性疼痛看護認定看護師
石黒 結花
痛みに影響されることがない
その人らしい生活がより長く続くように。
がんで薬物を処方されている患者さんに看護師ができることとして、効果的にレスキュードーズを使用する方法や副作用対策などがありますが、薬物療法以外でも痛みを緩和させる方法はあります。痛みに対する知識と自分達ができるケアを獲得し、「がん性疼痛マネジメント」することが日常となるよう、力を尽くしていきたいと思っています。「痛みのある患者さんから逃げない」をモットーに、そして「痛みを我慢させない」を合言葉にして、今後も外来通院から退院まで、痛みがある患者さんとご家族に関わりサポートしていきたいと思います。
小児救急看護認定看護師
小松 千代子
未来ある子どもたちの健やかな成長・発達のために。子どもは大人と違い、不安や苦痛を上手く表現できないことが多く、その見極めには専門性の高い知識と判断が必要です。また、今日の小児医療や子どもとそのご家族を取り巻く社会環境は複雑化しており、外来に訪れる子どもやご家族を対象にホームケア指導・育児不安の対応・事故予防・虐待予防等と支援の内容も多岐に亘っていますが、何よりも「子どもの最善の利益」を尊重した看護の提供を目指し、地域の子どもたちやそのご家族に貢献していきたいと考えています。
脳卒中
リハビリテーション
看護認定看護師
石山 由貴
多職種連携により機能維持・回復を援助し
住み慣れた地域に帰れる支援を目指したい。
脳卒中はある日突然発症し、麻痺をはじめとした身体機能障害に加え、言語障害や意識障害など様々な症状を呈する疾患です。それらにより今まで築き上げてきた生活や社会関係に変化と制限を生じます。脳神経治療はそれぞれが専門分化、そして高度化していて、死亡を免れても要介護が必要となる原因疾患でもあります。日々の看護の中で、患者さんに専門的な看護の提供を病棟全体で実施したい、回復支援に繋がる援助を各々の専門分野に任せるのではなくチームで協働したいと思い資格取得に臨みました。
当院は急性期病院であるため、脳卒中を発症した方の病態や治療を理解し、重篤化の回避、合併症予防などリスク管理を行い、機能障害を最小限に抑えられるようQOL向上を目指した看護実践を入院時より目指し実施しています。脳卒中の治療は医師、看護師、リハビリテーションスタッフ、薬剤師、栄養士など多くの職種との連携が必要となります。専門分野がいないから回復が遅れるということがないよう、スムーズな治療が実施できるよう認定看護師として多職種連携やスタッフの教育指導を実施していく必要があります。チームで協働することにより患者さんの望む生活や目標に向かってより良い支援へと繋がります。住み慣れた地域で自分らしく生活できるような支援を入院時より行い、また脳卒中再発予防についても地域の皆様へ発信し、地域に密着した活動も目指していきたいです。
認知症看護認定看護師
田中 千惠
認知症患者の意思を尊重し、安心・安全な環境を整えたい。超高齢社会と言われている現在、認知症を持つ方が入院してくることが多くなっています。私は認知症を持つ方との関わりに悩むことが多く、認知症について理解が不十分であると感じていました。そのため認知症を正しく理解し、根拠の持った看護を提供したいと思っていました。そんな時に上司から背中を押され、病院からのサポートもあり、認知症看護認定看護師の資格を取得しました。
認知症を持つ方が入院すると、環境の変化や身体疾患の症状による苦痛で大きな不安や混乱をきたしやすく、せん妄を発症したり認知症の症状が更に悪化してしまう場合があります。認知症を持つ患者さんの思いにより添い、「その人らしさ」を常に考えながら、安心して安全に治療が受けられるよう支援していきたいと思っています。
集中ケア認定看護師
吉井 優太
関わる時間がわずかでも質の高い看護ケアの提供を目指して。認定看護師の資格取得を目指し、サポート体制が整っている当院へ新卒で入職しました。配属された集中治療室は重症な患者さんが入院しているため、急変なども多くあります。そのような危機的状況があったとしても、その後の患者さんの入院生活や退院後を踏まえると、集中治療室での関わりはほんの僅かです。そんな中で看護を行うにあたり、「よりよい看護が行えるようになりたい」という思いから集中ケア認定看護師の資格を取得しました。
現在は患者さんの状態をアセスメントし、質の高い看護ケアの提供や家族の支えになれる存在を目指しています。また、質の高い看護を提供する上で、集中治療室のスタッフの知識・技術の拡充や、他職種と連携を図りチーム医療の橋渡し的役割を目指しています。
院内活動ではRSTチームに参加しています。一般病床を含めた患者さんの呼吸器に関連する看護の質の向上を目指し、OJTや院内セミナーといった活動を行っています。
医療は日々進歩するにつれて、集中ケア領域における看護も進歩が必要です。そのためには、院内外の研修や学術集会へ積極的に参加し、より一層の自己研鑽に励みたいと思います。