スペシャリストメッセージ
慢性疾患看護専門看護師
金井 千晴
実践モデルとして専門性を発揮し、看護師のレベルアップをサポート。以前、認定看護師教育に携わっていた経験もあり、看護師の教育、ボトムアップに関心がありました。そこで慢性疾患看護専門看護師の資格を取得。今年で3年目になり、慢性疾患の中でも、特に糖尿病患者さまやご家族の支援を行っています。資格取得は、あくまでもスタートライン。これからもっと経験を積み、ほかの看護師の相談にのり、看護実践モデルとして示せるようになりたいと思っています。また専門看護師になると、看護師や患者さまへの指導のほかに、セミナーの企画・運営などの院外活動や、研究活動にも取り組まねばなりません。すべてを一度にはできませんが、資格保持者として役割を果たせているかどうか、日々反省しながら取り組んでいます。糖尿病は一生の病気。患者さまが病気と折り合いを付け、その人らしい生活を送れるよう、サポートしていきたいです。
感染管理認定看護師
渡部 昌幸 / 滝澤 美和
学ばせていただいた知識を還元し、
病院のみんなを感染から守る。
委員会を通して感染管理に興味を持ち始めた頃、病院からの支援もあり、感染の認定看護師の資格を取得。現在は医療安全管理部に所属し、病院全体に向けた感染管理に関する活動を実施しています。感染管理認定看護師となって2年目になりますが、職種を問わず、感染対策に関する問い合わせをいただくことが増え、病院全体として感染対策への意識が高まっていることを感じられます。今後も、現場の状況に合わせた有効な感染対策を提案するなど、患者さんに、より安全で安心して治療していただける環境を提供できる活動をしていきたいと思います。(渡部)

病院に関わる全ての人を医療関連感染から守りたい当院で2人目の感染管理認定看護師として、手術室と兼任で活動をしています。具体的な活動としては手術部位感染(SSI)に取り組んでいます。感染の領域は幅広く、まだまだ知識・経験を必要としますが、手術室での経験を活かし、より実践的な科学的根拠に基づく感染防止対策を行い、患者さま、ご家族、医療スタッフが安心できる医療環境を提供していきたいと思います。(滝澤)
緩和ケア認定看護師
並木 瑠理江
充実したバックアップ体制のもと認定看護師資格取得に挑戦。緩和ケア病棟で働いた経験がある中で、当院の外科病棟に入職しました。そのとき、終末期だけでなく外科でも術後の緩和ケアが必要な患者さまが多いことに気づきました。そして、これまで緩和ケアで身につけてきた知識や経験を幅広い分野で活かしたいと思うようになったのです。市川総合病院では、認定看護師資格取得のためのバックアップ体制がとても充実しているので、安心して勉強に取り組めました。現在は専従の認定看護師として、緩和ケアに取り組んでいます。自分が伝えたことを現場で実践してくれている姿を見ると、嬉しいですね。患者さま、ご家族、そして、医師をはじめとするチーム医療のメンバーみんなから頼りにされるような認定看護師になりたいです。
皮膚・排泄ケア認定看護師
宮台 七重
好きな分野。もっと患者さまや、スタッフの役に立ちたい。外科病棟にいた頃、ストーマを造設し、便の漏れを繰り返す患者さまに対して適した装具を選択できず、患者さまを不安にさせてしまったことがありました。「もっと専門知識を身に付け、患者さまが安心して過ごせるようなケアを提供したい」そんな想いが強くなり、皮膚・排泄ケア認定看護師の資格を取得。現在は、専従として院内の褥瘡予防やケアなどを行うほか、地域・在宅での褥瘡発生の減少を目指して、院外向けの勉強会も開催。さらに、ストーマを造設する患者さまの術前・術後のケアや、尿・便失禁によるスキントラブルやお悩みをお持ちの方の相談など、身に付けた専門知識を幅広いところで活かせています。人に言いにくい悩みを打ち明けていただいて適切なケアを提供した結果、患者さまに喜んでもらえると、本当に嬉しくなります。好きな分野で活動できる喜びをかみしめつつ、もっと患者さまやご家族、そしてスタッフの役に立てるよう努力していきたいと思います。
救急看護認定看護師
仙野 真由/代々城 千代子
2人の救急看護認定看護師で、救急外来とICUの橋渡しに。手術室、外科病棟、ICUと急性期クリティカルケア領域での経験を通して、「命を救うこと」に貢献できる看護への知見を深め、広めたいと思い、認定看護師の資格を取得しました。ICUでの重症患者さまのケアだけでなく、災害時や目の前で突然人が倒れた時など、あらゆる場面に必要とされるのが救急看護です。特に、フィジカルアセスメントを駆使して判断できる能力などはいつでもどこでも必要とされます。危機的状態にある患者さまには最良のケアを提供し、そのご家族には安心できる環境をつくり、こころの支えになることを大切に看護を行っています。現在、私はICUで勤務しながら呼吸サポートチームのメンバーとして病院全体の安全な呼吸管理をめざし、チーム活動を行っています。また、救命技術指導など研修の企画、運営にも携わっています。救急看護は、看護の原点であり幅広い分野を担う、とてもやりがいのある仕事です。皆さんと共に、最良の看護を提供できるよう研鑽していきたいと思います。(仙野)
脳神経外科・外科病棟・ICUの患者さまを看ていく中で何度か「いつもと違って様子がおかしい」という経験をしました。この「いつもと違う、何かがおかしい」と感じたとき、モニターなどに頼らず、異常を察知する能力が必要だと感じていました。医学的根拠に基づき素早く的確に状態を把握し、その方の病状・状況に合ったより良い看護を提供したいという思いから救急看護の道を目指しました。資格取得後に、初療現場において学んだことを活かしたいと考えICUから救急外来へ異動しました。救急の患者さまは、予期せぬ突然の発症・受傷や病状も多岐にわたり、更に危機的状況にある患者さまの救命処置やその後のご家族の精神的ケアなど、幅広い看護援助が求められます。救急看護の魅力は、看護の成果が目に見えてわかることです。患者さまが一般病棟に移り元気に歩いている姿や、ご家族から感謝の言葉をいただくと、嬉しい気持ちと達成感を感じます。理想としているのは、家族のように患者さまに関わること。「自分の家族だったら、こうして欲しい」という看護を実践していきたいです。(代々城)
がん化学療法看護認定看護師
名執 理絵
患者様に寄り添い、患者さまの意思を支えたい現在、病棟業務と兼任しながら活動をしています。がん化学療法を受ける患者さまは、吐き気・手足のしびれといった副作用症状に悩むことも多く、時には治療を継続できない、そして治療をするかどうかを悩まれる患者さまもいます。患者さまから学ばせていただくことは多く、勉強の毎日ですが、患者さまががん化学療法を安全・安楽・確実に受けることができるよう寄り添い、患者さまの意思を尊重し支えていきたい。また、スタッフに対してもがん化学療法を安全・確実に実施することができるよう支援していきたいと考えています。
乳がん看護認定看護師
中村 薫 / 縣 靖子
「当たり前のこと」に疑問を持ち、患者さまにより良い看護を提供。身内が乳がんになったとき、抗がん剤の副作用による脱毛や補正下着の話など、人には言いにくい悩みがたくさんあることに気付かされました。そこで、自らのステップアップを兼ねて認定看護師の資格を取得し、気になっていた補正下着についても改善策を提案。患者さまにホスピタルブラの存在や機能についてお知らせするよう徹底したところ、多くの方が使用されるようになりました。それまで私たちが知らなかっただけで、実は必要とされていたのです。ずっと病棟にいると「当たり前のこと」に疑問を持ちにくくなってしまうもの。認定看護師の勉強を通して「より専門的な視点」を得られたのは良かったと思います。現在は、乳腺外来で患者さまの相談や指導にも携わっています。今後は多職種の連携をより強固にして、チーム医療がスムーズに機能する環境を整えていきたいと考えています。これから看護師になる皆さんも、興味のあることを見つけて強みにしてください。知識が増えて人間関係が広がると、仕事がもっと楽しくなりますよ。(中村)

「治療」と「その人らしい生活」が両立できるよう、患者さまをサポートしていきたい。認定看護師を目指したのは、私と同じ年齢、同じ職業である看護師の乳がん患者さまとの出会いがきっかけです。他人事とは思えずお話を聞くうち、「がんに罹患すること」、「乳房を失うこと」など女性としても妻や母としても、多くの悩みを抱えていらっしゃることに気がつきました。「看護師として何かサポートできないか?」と、一人ひとりの患者さまに合った、より専門的なケアを提供したいと考えました。認定看護師教育課程では患者さまを十分にアセスメントし、なぜ問題が生じているのかを考える機会や、その上で自分自身の看護実践の内容を意図的に記述する機会が多くあり、これが今の仕事に大いに役立っています。現在は、外来化学療法室で抗がん剤治療を受ける通院の患者さまのサポートをしていますが、一般的な説明に終始することなく、それぞれの患者さまの生活に合わせたケアを、ご本人と一緒に考えられるようになりました。乳房を失うこと、抗がん剤治療で脱毛することは、女性としてつらいことです。しかし、「命には代えられないから」とただ我慢するのではなく、「治療」と「その人らしい生活」が両立できるよう、これからも支援していきたいと思います。(縣)
がん性疼痛看護認定看護師
石黒 結花
痛みに影響されることがないその人らしい生活がより長く続くようにがんで薬物を処方されている患者さまに看護師ができることとして、効果的にレスキュードーズを使用する方法や副作用対策などがありますが、薬物療法以外でも痛みを緩和させる方法はあります。痛みに対する知識と自分達ができるケアを獲得し、「がん性疼痛マネジメント」することが日常となるよう、力を尽くしていきたいと思っています。「痛みのある患者さまから逃げない」をモットーに、そして「痛みを我慢させない」を合言葉にして、今後も外来通院から退院まで、痛みがある患者さまとご家族に関わりサポートしていきたいと思います。
小児救急看護認定看護師
小松 千代子
未来ある子どもたちの健やかな成長・発達のために子どもは大人と違い、不安や苦痛を上手く表現できないことが多く、その見極めには専門性の高い知識と判断が必要です。また、今日の小児医療や子どもとそのご家族を取り巻く社会環境は複雑化しており、外来に訪れる子どもやご家族を対象にホームケア指導・育児不安の対応・事故予防・虐待予防等と支援の内容も多岐に亘っていますが、何よりも「子どもの最善の利益」を尊重した看護の提供を目指し、地域の子どもたちやそのご家族に貢献していきたいと考えています。