研修プログラム
ラダーレベルに応じた多様な研修プログラムで、

適切な看護の実践能力、専門性を身につけます。

 当院では、看護師一人ひとりが患者さまに適切な看護を実践するために、経験年数とレベルに合わせた研修プログラムを用意しています。入職1年目の新人看護師は基本的な技術研修のほか、独自の研修を通して看護師としての成長につなげています。2年目以降は、より実践的な研修やリーダーシップ研修、専門性を高めるための研修に参加しながら、看護実践を積み重ねることで、自分が目指すべき道が見つかるようサポートしています。

1年目〜2年目
  • 口腔ケア

     ここ数年、疾病予防の観点から口腔ケアが注目されています。当院では歯科大学の附属病院であることをいかし、口腔ケア研修を新人対象に行っています。歯科医師、歯科衛生士が講師となり、講義と実際のケアについて指導します。あわせて、摂食嚥下に関する講義も行われます。

  • BLS研修

     入職して8ヶ月となる時期には、配置部署によって違いはありますが、患者様の急変場面に遭遇することも増えてきます。実際の急変時には先輩看護師と一緒に対応することになりますが、基本的な知識とともに一次救命処置の流れの理解と実践技術を研修で学んでおくことで、気持ちの上でのゆとりにつながります。

  • リフレッシュ研修

     入職後3ヶ月を過ぎたころになると、少しずつ仕事を覚え始め、職場環境にも慣れてくる反面、新たな悩みを抱え始める人が多くなります。しかし、この時期の悩みは新人同士が共有できることも多く、一緒に過ごせる機会をつくり、気分転換を図ることで、解決の糸口を見つけることが期待できます。当院では毎年7 月には、病院から離れ、新人同士がお互いの思いを語り合い、体を動かすことで心身ともにリフレッシュすることができ、明日からまたがんばろうという気持ちにさせてくれる研修を行っています。

  • 院内インターンシップ

     一般病棟では経験することが少ない、救急や重症患者への看護実践場面の見学や看護技術を、救急外来、ICU・HCUで体験してもらいます。2年目の看護師の成長にとって大きな影響を与えている研修といえます。

3年目〜4年目
  • 個別的看護展開Ⅲ

     個別性を重視した看護実践力、看護倫理の視点を持った看護を考える力を身につける研修です。ケーススタディによる看護実践を通し、目的や方法の理解、看護の振り返りと共有ができるようになることを目指します。また、退院を見据えた介入の視点や調整方法も学ぶことができます。

  • プリセプター研修

     プリセプターシップの基本的な考え方を理解し、プリセプティ(新人看護師)への支援方法を学びます。
     プリセプティの揺れ動く気持ちに寄り添いながら悩みを共有し、成長できるよう関わることで、問題解決の糸口が見い出せるようサポートします。プリセプター自身が役割をとおして自己の成長が確認できるような研修を企画しています。

  • リーダー研修Ⅰ

     外部講師より、リーダーシップの基本・コミュニケーションの方法について学び、自部署における業務改善に取り組んでもらいます。研修生はリーダーシップをとる上での自己の課題を明らかにし、実践の成果と学びをグループメンバーと共有することができ、達成感と満足感の高い研修となっています。

5年目〜7年目
  • 看護倫理研修

     看護職者として必要な倫理および患者擁護の意識を高め、倫理的問題に対する解決能力の向上を図るため、基本的な看護師の倫理綱領について学びます。また、実際の事例を通して看護実践現場で起こりやすい倫理的問題について考え、自分自身の看護を深めていきます。

  • ストレスマネジメント研修

     外部の精神科医師による、ストレスの概論、ストレスマネジメントとストレス・コーピングの実際について学びます。
    後輩の指導も含めさまざまなストレスを抱えながら奮闘している中堅看護師のストレスの緩和に役立つと好評な研修です。

  • ナラティブ研修

     自己の看護実践において「忘れられない場面」を、概念化シートにまとめ、「物語風」に記述し「語り」を通して、自分の大切にしている「看護観」を再認識し、深めることができる研修です。

8年目以上
  • リーダー研修Ⅱ

     より良い看護を提供できるリーダー看護師としての能力向上・開発を目的として〈業務改善コース〉〈教育・指導コース〉〈研究成果活用コース〉の中から1コースを選択してもらいます。年間を通して自らの課題に取り組む研修で、研修生の力量が試されます。

  • ファシリテーション研修

     一人ひとりが主体性を持って話し合いに参加することがチーム力を活かせるカンファレンス運営につながります。ファシリテーション研修では効果的なコミュニケーションスキルを身につけるためのさまざまな手法を外部講師より学びます。

  • ジェネラリスト研修

     自己年表からの歩みを振り返り、グループワークを通して、職場におけるジェネラリストとしての自己の役割を再認識する研修です。