妊産婦さんの持つ力を引き出せる
陽だまりのようにあたたかい助産師を目指します

大澤 秋美

助産師

2021年入職

数よりもどれだけ親身に妊娠・出産過程を支えられるか

 大学2年生の時に体験したインターンシップで、新人看護師への手厚い教育・サポート体制を大切にしていること、先輩方に何でも質問できる環境で、できるまで丁寧に指導していただけることを伺い、きっとこの病院なら安心して看護を実践していけそう!チャレンジ精神をもって成長していけそう!と感じたのが当院への就職を考えたきっかけです。また、病院見学の際に先輩から「お産は多くはないけれど、一人一人の妊産婦さんに寄り添うことができる」とのお話を伺い、とても印象に残りました。
 助産師として分娩介助技術を高めたいと思ったら、お産にかかわらせていただく「数」は大切かもしれませんが、「数」としてではなく、どれだけ親身になって妊娠・出産過程を支えることができるかが重要だと思っています。そのような自分の理想の助産師に近づいていきたいと思い、当院を選びました。

個別指導でステップアップの道筋が明確に

 とても温かい職場です。確実に成長していける環境で働くことができて、やりがいと楽しさで溢れています。分からないこと、不安なことは先輩が丁寧に教えてくれ、自分で自信をもって出来るようになるまで見守ってくださいます。中でも私が特に成長していけると感じたのが、メンター、クリニカルコーチから個別に指導していただけることです。毎月自分の学びを振り返り、翌月の目標を考える機会があり、具体的な学習方法や改善策のアドバイスを私に合った方法で指導してもらえるので、明確なステップアップの道筋がみえてきます。また、よかったことのフィードバックもいただけるので、引き続き頑張っていこう!と思うことができます。

黒子として主人公の妊婦さんの力を引き出すサポートを

 分娩進行中に陣痛で呼吸が乱れ、全身に力が入ってしまった産婦さんの分娩に入った時のことです。私は産婦さんの名前を呼んで手を握り「わたしの目をみて一緒に呼吸してみましょう」と語りかけました。すると、産婦さんは陣痛が来る度に一緒に呼吸をすることができ、無事にお産となりました。お産後、「陣痛は辛かったけど、一緒に呼吸もしていこうと思いました」と温かい眼差しで赤ちゃんを見つめる姿を見て、私の心も温かくなりました。このような経験を通し、お産の形は人それぞれであり、その方にあった関わり方の重要性を感じました。
 助産師としてお産がスムーズに進むサポートは当然であり、無事にご出産されたのは産婦さんご自身の力です。お産の主人公は産婦さんであり、助産師は黒子のような存在。自分で産んだという感覚がもてるような、その方の力を引き出せる丁寧な関わりをしていきたいと思いました。

女性を尊敬する心、命への畏敬、感謝の気持ちを育んでいきたい

助産師になり、新しい命の誕生に立ち会えるという大きな魅力があると同時に、母と子の命に向き合う責任と重圧は決して軽いものではないと実感しています。妊産婦さん・新生児・ご家族の安全と健康を守ることに自信がもてるよう、知識と技術を習得する向上心と学び続ける覚悟を忘れずにいたいです。しかし、知識や表面上のことに目がいきすぎて、女性が生み育てる気持ちを二の次にしてしまったら母子双方にとっての良いサポートにはなりません。様々な場面にかかわりながら、自分なりの助産師としての感受性を磨き、女性を尊敬する心、命への畏敬、感謝の気持ちを育んでいきたいと思います。そして、妊産婦さんの持てる力を引き出せるよう心を込めた看護を提供できる、陽だまりのようにあたたかい助産師を目指していきたいです。

千葉大学
看護学部看護学科 卒