3月の研修は、COVID-19の緊急事態宣言を受け、集合ではなく所属部署の指導者から共通した内容のレクチャーを受ける方法に変更して実施しました。『終末期における患者と家族の看護』では、指導者から全人的苦痛やグリーフケア、エンゼルメイクのポイントについて講義を受けました。事例検討を行い、看護師としてどのような関わりができるか、考えを深めることができました。研修生からは「患者はもちろん、家族を含めた関わりができるようになりたい」「家族との信頼関係を急に築くことは難しいので、日々の関わりの中でもっと丁寧に関わっていきたい」という意見が聞かれ、看護の視野を広げることができました。
また、1年目フォローアップ研修についても集合の形はとれませんでしたが、印象に残った看護場面を振り返る課題を通して、自身の看護観を見つめる機会とすることができました。1年間の研修を振り返ると共に、部署で見守ってくれた先輩からのメッセージを動画にして配布し、先輩からの労いに涙する研修生もいました。