輸液ポンプ・シリンジポンプの研修では、臨床工学技士の講義のあと、点滴時に使用するポンプを実際に操作しました。新人教育担当者から操作方法のみならず、実践につながる指導を受け、さっそく翌日から学びを活かしている姿がみられています。教えたことをすぐ覚え、吸収が早い新人看護職員の皆さんです。スキルの習得を積み重ね1歩ずつ成長することを期待しています。

　末梢留置針挿入研修を開催しました。研修生4人に1人の先輩が指導にあたり、患者さんの苦痛を最小限に安全に行うための細やかな指導を受け、実施しました。学生時代には行われないスキルであり、新人看護職員は緊張と不安が強かったと思いますが、意欲的に取り組んでいました。

　静脈内採血研修では、シミュレーターを使用して練習した後、新人看護職員同士で患者さん役になり、お互いに採血をしました。最初は、緊張していましたが、真剣に取り組み、無事に血液を採取することができると、ほっとした表情になり「もっと採血が上手になりたい」という前向きな声も聞かれました。また、全員が成功体験をすることができました。やったね☆

　新人看護職員は、4月に1週間の新採用者研修を行ったのち、配属部署でのオリエンテーションを開始しました。当院のフォローアップ研修は、新人看護職員の揺れ動く気持ちに寄り添う研修としてメンタルフォロ－アップ研修を年4回計画しています。5月20日には、1か月フォローアップ研修を行いました。入職後1か月が経った今、同期同士で悩みを打ち明け、さらに入職後の嬉しい看護場面を報告し合い3か月後の目標を立てました。新人看護職員の皆さんが「なりたい私」になれるようサポートし、共に成長していきたいと思っています.

　 4月1日東京歯科大学水道橋校舎にて新採用者の辞令交付式が行われ、看護部では全国から63名の看護師・助産師を迎えることができました。期待で胸を膨らませ、新たなる道を歩み始めた新人看護職員を各部署、看護部、病院全体で支えていきたいと思っています。