看護部ブログ
2023.10.25
10月 新人看護職員研修『静脈注射看護師育成コース(基礎④)』『災害時の看護Ⅰ-②』『医療安全KYT』

 10月3日、12日に『静脈注射看護師育成コース(基礎④)』『災害時の看護Ⅰ-②』『医療安全KYT』研修を開催しました。
 静脈注射看護師育成コース(基礎④)研修では抗がん剤の知識やその安全な取り扱い方法、カテーテル由来の血流感染予防について講義があり、知識の確認として筆記テストを行いました。今後、実際に現場で経験することが増える内容であり、研修生から「患者さんに適切に投与されるよう観察項目を理解することが重要であると学んだ」「基本運用方法に沿って行う必要があることを学んだ」という声が聞かれました。
 災害時の看護では、勤務中に災害が発生した際の行動を、パズルを用いて学習しました。研修生からは、「状況によって優先順位が変わる」「どのような機器を付けているのか、認知機能、歩ける患者さんか、などを考えて動く必要があることを学んだ」という声が聞かれ、災害時の看護に対する関心が高まった研修でした。
 医療安全KYT研修では、危険が潜む場面の写真やイラストの事例を用いて、KYT(危険予知トレーニング)を行いました。グループごとにどんな危険が潜んでいるか、その危険が生じやすい背景はどんな状況かなどを話し合い、具体策を立て、明日からすぐにできる行動目標を、スローガンとともに考えました。研修生からは「危険を予め考えて行動することで、避けられる事故や患者さんを救える事柄があるのだと知った」「普段から、患者さんの周りを確認することが一番大切だと感じた」などの声が聞かれ、臨床現場に潜む危険を予測するとともに、患者さんの安全を守るための具体的な方法を考えながら行動することが必要であると感じたようです。